効果絶大?!ちちんぷい

 わたしは2年前、妊娠中に脳内出血を発症し、意識不明のなか、帝王切開でたいちを出産した。この帝王切開がくせもので、いまだにソーセージ級の大きさに盛り上がった傷跡が残っている。昨年末だったか、この傷跡が下着でこすれてべろんとめくれてしまった。といっても傷跡全部がめくれたわけではなく、半径5mmほどの皮がめくれて穴があいたような状況だ。一時はひどく膿み、激しい痛みがあったので、いまでも皮膚科に通っている。この傷はいまだに痛む。そのようなときに、「おかあさん、ぽんぽん痛いの」と言うと、たいちは、「ちんちぷいする?」ときいてくる。確かに、彼がどこか痛がっているとき、いつもわたしは「ちちんぷいぷいちちんぷい いたいのいたいの とおいおそらへとんでけ~!」とおまじないをしている。たいちはこれを真似したいようだ。しかし、大人はみんな、ちちんぷいなんて、子どもをなだめる気休めだと思っている。それでも、他人がどこか痛がるたびに「ちんちぷいする?」ときいてくるということは、彼的には効果絶大なのだろうか…?いまだに「ちちんぷい」が言えず、「ちんちぷい」なんだけどね…。

コメント

  1. ちなみに、現在はちゃんと「ちちんぷい」と言えます。

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