凄腕のスパイ

先日、わたしが夕食準備をしていたときのこと、居間でたいちの相手をしていた夫が用事で別の部屋へ行かなくてはならなくなった。夫は去り際に
「たいち、かあちゃんがちゃんとごはんつくるか監視してろよ、そして報告するように。」
とたいちに命令していった。たいちは気にするふうでもなく、積み木で遊び始めた。口もきかず不気味なほど静かに。いつもなら、人に言われなくてもガードにかぶりつきになってかあちゃんを監視するのだが…。その後夫が居間に戻ってきたときの会話。
夫: 「たいち、ちゃんとかあちゃん監視してたか?」
わたし: 「監視してなかったみたいだよ。静かに遊んでた。あれで任務をまっとうしたのなら、かなりの凄腕スパイだよf^_^;」

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